「恐怖突入」-4

「それまで逃げておられたのにその日は違ったんですね。」と申すと、
「その日の掃除当番の女性が、症状は不潔恐怖ですかと聞いてきたんです。それで、知られるのが恥ずかしくて、強がって平気を装ったんです、実は。」
「それでも、掃除を始めるのは大変だったでしょうが、どうしてできたんですか。ふりかえるときっかけは何でしたか。」とお聞きすると、
「便所はもう一か所あるから、急いで、長靴を履いてと言われたのです。とりあえず、履いたらもうその後は、今思い出すと、勝手に動いていたんです。」
そして、「恐怖に突入する勇気はなかったんですが、成り行き上、つられて便所には突入できたんです。ですから、きっかけは長靴ですかね。」と言われ、
さらに、「今でも恐いものは恐い。汚いものは汚いは変わってないけど、恐いものを恐くなくなろう、汚いものを汚く感じないように大胆に平気になりたいというそれまでの私の課題を解決しようとすることを忘れて、恐々やっているうちに汚いところをきれいにする工夫が入院中楽しくなりまして・・・」と言われた。
「恐怖突入」が宇佐療法で言われないのは、繰り返しですが、「恐怖」を実体として認め、認識された「恐怖という名の概念」を「実物」と錯覚して、「虚構の中で克服するという工夫」・「心の用事」から離れて、「事実生活」に「工夫」していただくためです。
そういうことかといって、「自分」にあてはめて「自分」を用いていくことをなさらないように。
ただ、「生活上の必要」にもよおされていくのです。
合掌低頭







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.30 2017 他の療法との違い comment3 trackback0

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キレイズキ
度が過ぎたきれい好きですが、良く芸能人の潔癖症の人がテレビに出てますが、お聞きしたいですが、潔癖症と不潔恐怖症と同じですか違いますか。潔癖症不潔恐怖症と決まるのはどこが決め手ですか。どうぞ宜しく御願します。
2017.05.03 00:43
キレイズキ様へ
>潔癖症と不潔恐怖症と同じですか違いますか。

「潔癖症」をどう「定義」するかで変わります。
「度が過ぎたきれい好きという性格傾向」と「定義」しますと、それらは、違います。

>潔癖症不潔恐怖症と言われるのはどこが決め手ですか。

とりあえず「生活上の支障」のあるなしが「決め手」です。
「潔癖症」を「度が過ぎたきれい好き」ということとして申し上げます。ご「本人」は「問題」と思わず、治すべき「病気」と考えませんので、(少なくともご「本人」にとっては)「生活」上「支障」になりません。
「不潔恐怖症」は「神経症性障害・強迫性障害」の一種です。「障害」という名がついていますが「病気」ではなく、いわば「病的な状態」です。ご「本人」の「主観的虚構」により「病気」と思いこんだことで「葛藤」「苦悩」を抱え、「生活」に「支障」があります。「脳の病変・異常」があるわけではないので、「病気」と見立て治そうとするご「本人の努力」が止めば、すぐに「回復」します。
よろしくお願いします。
合掌低頭、不識
2017.05.07 19:07
キレイズキ
お答え有難う御座いました。良く理解できましてなんかほっとしました。有難う御座いました。
2017.05.09 02:32

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